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明治学院バッハ・アカデミー Bach Akademie Meiji Gakuin Tokyo

明治学院バッハ・アカデミー合唱団

2006年ライプツィヒ・バッハ音楽祭 明治学院バッハ・アカデミーは、バッハ没後250年を記念して2000年に設立された。芸術監督は樋口驤黶B白金の明治学院チャペルを本拠に、2010年まで年間6回の定期演奏会を行ってきた。《マタイ受難曲》(初期稿)のCDは国際的にも注目を集め、それが2006年6月、ライプツィヒ国際バッハ音楽祭での招待演奏へとつながった。合唱団は、明治学院関係者にとどまらず東京周辺在住のバッハ好きたちによって結成され、毎週月曜の夜、島崎藤村も学んだ明治学院記念館で、樋口驤黷フ指導で練習を重ねている。
ポリフォニーの魅力を生かした清澄な合唱は高く評価されており、2011・12年、サントリーホール・フェスティバルにおける「ウィーン音楽散歩 I・II」に出演。2013年11月、ベルリンのコンツェルトハウスでの日独合同合唱演奏会「日本の響き・ドイツの響き」、ブリュッセルの王室礼拝堂でのバッハ《マニフィカト》出演で国際的評価を得た。サントリーホールでは、2014年10月、バッハ《ミサ曲ロ短調》、2016年3月、バッハ《マタイ受難曲》、6月、フォーレ《レクイエム》ほか、2017年10月ベートーヴェン《ミサ・ソレムニス》、2018年6月、2019年8月バッハ・カンタータ演奏会と自主公演を重ね、それらのライヴCDも高い評価を得ている。 (指揮・樋口驤黶A発声指導・岡田愛、伴奏・栗島和子)

樋口驤黶@(ひぐち りゅういち) [芸術監督・指揮]

樋口隆一 1946年、東京生まれ。音楽学者・指揮者。慶應義塾大学文学部卒、同大学院博士課程中退。ドイツ学術交流会(DAAD)奨学生としてドイツ留学。バッハのカンタータの研究(『新バッハ全集』 I/34)でテュービンゲン大学哲学博士。A.スムスキーに指揮法を師事し、シュトゥットガルト聖母マリア教会で合唱指揮者を務めた。帰国後、音楽学者、指揮者、評論家として活動。ミヒャエル・ギーレン、若杉弘の助言を得て、1994年、指揮活動を再開。2000年、明治学院バッハ・アカデミーを設立。2010年までは明治学院チャペル、その後はサントリーホール、紀尾井ホールを中心に宗教音楽の傑作を次々に上演。

『バッハ』(新潮文庫)、『バッハ・カンタータ研究』(音楽之友社)、アーノンクール著『古楽とは何か』(共訳、音楽之友社)、ノヴァーク著『ブルックナー研究』ほか著訳書多数。バッハ《マタイ受難曲・後期稿》、ベートーヴェン《ミサ・ソレムニス》、(ユニバーサルミュージック)、フォーレ《レクイエム》(オクタヴィア・レコード)等のCDも話題を呼んでいる。現在、明治学院大学名誉教授。音楽三田会会長、一般社団法人樋口季一郎中将顕彰会会長。1988年、京都音楽賞、1989年、辻荘一賞受賞。2002年、オーストリア学術芸術功労十字章受章。2015年、ドイツから第2回テオドル・ベルヒェム賞を受賞した。

岡田愛 (おかだ あい) [発声指導]

岡田愛 長野県出身。信州大学教育学部音楽科、東京藝術大学音楽学部声楽専攻を卒業。故イェルク・デームス氏によるマスタークラス修了。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程声楽専攻修了。

ミラベル宮殿シュロスコンサートにてデームス氏と共演。2015年にはミラベル宮殿音楽監督のストラディバリウス奏者、ルッツ・レスコヴィッツ氏との共演も果たす。ラ・フォル・ジュルネTOKYO2018、2019に出演。その際、千住明作曲・指揮によるオペラ《万葉集》の主役を務める。長野県各地でのリサイタル活動や室内楽との共演も数多く行い、地元での演奏活動にも力を入れている。BS-TBS『日本名曲アルバム』Ensemble OASISメンバー。

これまでに吉江忠男、平松英子、池田京子、故イェルク・デームス、エリー・アメリングの各氏に師事。

栗島和子 (くりしま かずこ) [練習ピアニスト]

栗島和子 国立音楽大学ピアノ科卒業。オペラ、合唱、声楽の伴奏者としての活動とともに、チェンバロ、オルガン奏者としてオーケストラとの共演も多い。フランス・ヴェズレーの聖マリーマドレーヌ大聖堂にて、「フォーレ・レクイエム」オルガン演奏し好評を得る。ハンガリー、ドイツ、イタリアなど海外公演に伴奏者として同行し高い評価を得ている。

明治学院バッハ・アカデミー合唱団、ソニー・フィルハーモニック合唱団、サウンドブリッジ合唱団、横浜モーツァルト・アカデミー、アンサンブルJ合唱団、西東京合唱団、女声合唱フィオーリなどのピアニストを務める。NHK学園講師。

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